今回の記事は
30代、女性、病気の期間は18歳~25歳
の体験談です。
忙しくストレスも多い現代人は、睡眠に関する悩みを持っている人がたくさんいます。
睡眠に異常が生じることを睡眠障害といいます。睡眠障害になってしまう理由は様々で、症状も多様です。
私自身も睡眠に悩んだ経験があり、日常生活をまともに送ることが出来ませんでした。
私の場合は過眠症でした。
しかし、今となっては、症状はほぼ改善し、仕事もしています。
過眠症とは一体どういったものなのでしょうか。私自身の経験を基に、睡眠障害(過眠症)との向き合い方をご紹介します。
過眠症を克服して日常生活を取り戻そう
睡眠障害といっても種類も症状も様々です。
私は、夜間に十分に睡眠を取っていても、昼間に耐え難い眠気に襲われてしまい、実際に眠ってはいけない時にも寝てしまう
突発性過眠症
でした。10代後半から発症し、数年苦しんだ後、過眠症を克服しました。
睡眠障害を乗り越えた経験
私の場合、就職したことを機に睡眠障害専門の病院の受診を考えました。
しかし当時、生活圏内で過眠症を診てくれる病院は見つからず、脳神経科を受診しました。
頭痛もひどかったので、脳に異常があるかもしれないと心配になった為です。
脳に問題はなかったので、そこからは独学で自分自身の睡眠障害を乗り越えることになりました。
睡眠障害との向き合い方
大切なのは、自分の問題点を模索することです。
私はスマートフォンのアプリで自分の睡眠サイクルをチェックすることから始めました。
現状を把握することは、睡眠障害の原因を探すことに繋がります。
自分の睡眠サイクルを把握しておいた方が、どう睡眠障害と立ち向かえば良いかの判断基準になり、スムーズに進みます。
睡眠障害だからといって人生をあきらめる必要はない
睡眠障害にも色々と症状がありますが、人生をあきらめる必要はありません。
私は一度、仕事を辞めることになり、経済的に苦しくなったことがあります。
何もかも投げ出したくなりますよね。
しかし、退職をきっかけに、過眠症の症状改善を進めることが出来ました。
なので、過眠症だからといって人生まであきらめる必要はないのです。
睡眠に問題があると日常生活に支障をきたす
睡眠に問題があると日常生活に支障をきたします。
睡眠というのは、脳や体を休めるために必要な行為です。眠らなければ、命を落とします。それくらい睡眠は生命活動に重要なものです。
睡眠を取らなければ、脳は通常の働きをすることが出来ません。当然、日常生活に影響を及ぼすことになります。
睡眠障害(過眠症)の体験談
私の場合、睡眠に問題があることを周囲の人に相談をしても、理解を得られませんでした。ただ眠たいだけだと思われてしまうのです。
しかし、過眠症を克服した今となって考えると、当時の睡眠は異常であり、眠気は尋常ではありませんでした。
睡眠障害は、周りからの理解を得にくい点においても、苦しい思いをする可能性があります。
過眠症が生活に及ぼす影響
私は、電車に乗っていて、眠ったまま倒れたことや、学校へ向かっている道中で眠ってしまい、テストを受けられなかったことがあります。
また社会人になってからは、仕事中に突然眠ってしまったこともあります。
初めて就職をした時は、過眠症の影響で本当に辛い思いをしました。朝、出勤をすることもままならず、仕事中に眠ってしまう有り様だからです。
当然上司から怒られました。どうしてまともに出勤ができないのか、相談にのってもらったこともあります。
休みの日は一日15時間寝ていましたが、常に頭はぼーっとしていました。
睡眠障害の原因と治療法
睡眠障害になってしまう原因は多岐に渡ります。まずは原因を認識して、取り除くことも重要です。
また、睡眠障害治療の専門の病院があります。睡眠障害が日常生活に支障をきたす状態であれば、一度受診をしてみましょう。
睡眠障害の原因は様々
睡眠障害の原因は主に精神的、身体的、薬学的なことが挙げられます。
精神的な原因には、過度のストレスや不安、うつ病等が影響します。
身体的な要因としては、怪我や病気等、体の不調が原因となり、睡眠障害を引き起こします。
薬学的には、服用している薬やアルコール、カフェインの摂取も睡眠障害の要因として考えられます。
私が過眠症になった理由
私の場合は、10代の頃に父親がアルコール依存症になり、命を落としました。そのことが原因で過度にストレスを感じ、睡眠障害となったと考えられます。
私は今でも末期の頃の父親の姿を思い出します。
当時の父親は、やつれて骨と皮の骸骨の様でした。私以外の家族はそんな父親を見て、泣いていたことを覚えています。私も本当に悲しかったけれど、我慢して泣きませんでした。
父親の生気のないくぼんだ目が、頭の中にこびりついています。私は、元気だった頃の父親の姿が、どうしても思い出せません。
父親が極端にやつれだした頃から私自身にも、頭がぼーっとする等の異常が出始めました。今になって思うと、防衛本能の様なものかもしれません。
さらに社会人になり、ストレスが増加したことも一因し、転がり落ちる様に生活がままならなくなっていきました。
睡眠障害の治療法とは
睡眠障害を治す為には、医師の指導による睡眠習慣の改善や投薬等、症状に適した治療を行うことが重要です。
また睡眠障害の原因となる、根本的な原因があればそちらを改善することも大切です。
私は、精神的ストレスの一因となる仕事を辞め、睡眠サイクルの改善によって症状が緩和しました。
その後は、自分の睡眠サイクルに適した職に再就職をしています。
まとめ
睡眠障害は、人生に影響を及ぼすといっても過言ではありません。厄介なことに、睡眠障害には色々な原因と症状があります。
私は睡眠障害によって一度は仕事を失いました。周りから理解されないことや、自分のことを責めたことも何度もあります。
ですが、原因をきちんと見極めることで、改善をすることが出来ました。
あきらめずに自分に合った治療方を見つけることがとても大切です。