今回の記事では
・精神障害者保健福祉手帳の取得を悩んでいる
・精神障害者手帳3級を取得した時のメリットが知りたい
・精神障害者保健福祉手帳のデメリットを知りたい
・精神障害者保健福祉手帳取得するならその方法を知りたい
そんな方のための記事になっています。
この記事を読むと、精神障害者手帳3級の最大のメリットがわかります。
精神障害者手帳を活かしフルタイムで就職してもらい安定してもらいたいと思って書きます。
✅私の簡単なプロフィール
・精神障害者保健福祉手帳3級所持
・障害者枠の公務員採用試験に合格。
それではよろしくお願いします。
【1分でわかる】精神障害者手帳3級のメリット
まず、1分でわかる精神障害者手帳3級のメリットを公開します。
【簡単?】1ヶ月半で精神障害者保険福祉手帳3級取得した道のり基準
でもお伝えしたのですが、精神障害者手帳のメリット一覧はこちらです↓
①所得税が級に応じて控除される
②住民税が級に応じて控除される
③相続税が年齢、級によって控除される
④贈与税が級によって非課税になる
⑤少額預金・少額公債公債の利子非課税制度が利用できる
⑥自動車税・軽自動車税・自動車取得税が級によって減免される
⑦個人事業税が減免される
⑧交通乗車証の交付対象になる
⑨路線バスが無料や半額になる
⑩生活保護費が級によって障害者加算される
⑪都営・市営住宅で優先的に入居できる。また減免対象となる。
⑫障害者手帳発行先の都道府県の公園や公共施設がほとんど無料
⑬公園駐車場が無料になる
⑭障害者用休養ホーム等に助成金がでる
⑮NTTの電話番号案内が無料
⑯携帯電話料金割引
⑰生活福祉資金貸付制度で障害者のみが使える福祉金がある
⑱駐車禁止規制から除外される(主に1級)
⑲NHKの受信料が級によって免除される
⑳障害者枠の求人に応募できる
こんな感じです。メリット・デメリットを詳しく解説してくれるサイトがありますが、
正直説明が長い!!
と思ったので簡単にまとめてみました。他にも民間企業が実施ている割引サービスなどもありますが、書ききれないので重要なものをまとめました。
精神障害者手帳3級のメリットの根拠
精神障害者手帳のメリットの根拠ですが、実際私が精神障害者保健福祉手帳3級所持者で、メリットを経験しているからです。
精神障害者保健福祉手帳を持ってから感じたメリット、デメリットを順番にサクッとお伝えします。
時間がない方は
「⑳障害者枠の求人に応募できる」
まで飛ばしてお読みください。
①~⑲の項目について詳しく書いてあるサイトは山のようにあるので、必要な時に検索する程度で問題ないです。
精神障害者手帳3級のメリット19項目解説
それでは当事者の私が感じた精神障害者保健福祉手帳3級の実際のメリットを各項目ごとにお伝えします。
■①所得税が級に応じて控除される
年末調整の時(確定申告)27万円控除されました。
市民税などが減ったかというと、フルタイムで働くと収入が増えるので、控除されても特に金額は変わりませんでした。年末調整時には税金が戻らず支払う羽目に、、、。
■②住民税が級に応じて控除される
26万円控除されているらしいのですが、今年の住民税は低くなりません。なのでメリット感じません。
ざっくり計算すると、年収300万円くらいまでしかメリット感じないかもしれないです。なんともいえない控除額です。
■③相続税が年齢、級によって控除される
相続先があれば良いのですが、まだ30代なのもあって相続のメリットないですね。
■④贈与税が級によって非課税になる
精神障害者あるあるかもしれませんが、そもそも贈与する金がない。所得の格差が大きくて、貯金がない方が多いのは統計的にも出ています。ここじゃないよね非課税にするところ。
■⑤少額預金・少額公債公債の利子非課税制度が利用できる
④に続き預金がない!
■⑥自動車税・軽自動車税・自動車取得税が級によって減免される
精神障害者手帳は1級のみ。3級の方で通勤で自動車使おうと思っている方はメリットありません。ただ県によっては3級も減免対象なようなので検索しましょう。
■⑦個人事業税が減免される
フリーランスで働いて個人事業主になれたらメリットかもしれません。
■⑧交通乗車証の交付対象になる
都営、市営が無料になるのはありがたいですね!あまり外出ませんが!
■⑨路線バスが無料や半額になる
私も車の免許を取る前はバスをよく利用していました。申請しないと無料券もらえないので役所かバス会社に確認しましょう。
■⑩生活保護費が級によって障害者加算される
私が住んでいる地域は1級、2級のみ加算されます。なぜか精神障害者手帳3級は加算されません。
■⑪都営・市営住宅で優先的に入居できる。また減免対象となる。
都営・市営住宅に入居するときは抽選になるのですが、確率が7倍になるらしいです。どう7倍なのかは不明ですが、わりと入居できるみたいです。収入によっては民間の住宅の家賃とたいして変わらないです。古くても気にしないなら家賃が少しでも安い都営・市営住宅のほうが良いかもしれませんが、私はお風呂だけは広いところが良いので民間の安いところ探すのをおすすめします。
■⑫障害者手帳発行先の都道府県の公園や公共施設がほとんど無料
たまに出かけるときには役立ちます。美術館とか博物館が無料なのは嬉しいですが、年に1度くらいしかいかないですが。
■⑬公園駐車場が無料になる
公園のある場所は駅から遠いことが多く、ほぼ使いません。お子さんがいる方は無料なので公園で青苧部のもいいですね!
■⑭障害者用休養ホーム等に助成金がでる
精神障害者手帳3級の方で利用されてる方を知らないです。私も利用したことないのですが、安く泊まれるらしいです。でもわざわざ利用するかと言われると微妙です。
■⑮NTTの電話番号案内が無料
今時使わないかなと。Googleで検索するので使いません。
■⑯携帯電話料金割引
au、docomo、softbankの人は25%くらい安くなるらしいですけど、格安プランのほうが圧倒的に安いです。楽天などの格安スマホの方はメリットなし。
■⑰生活福祉資金貸付制度で障害者のみが使える福祉金がある
生活福祉資金貸付制度は、貸したお金が返せる見込みがある人しか貸さないというめちゃくちゃ使えない制度なので障害者手帳でのメリットなしです。かつて困ったときに何度も相談しましたが、全然話が進まないです。頑張る人に貸さないでいつ貸すんだろ。
■⑱駐車禁止規制から除外される(主に1級)
精神障害者手帳3級にはメリットなし。
■⑲NHKの受信料が級によって免除される
精神障害者手帳を所持し、市民税非課税なら全額免除です。
①~⑲まで順番に解説しましたが、どうですか?
私は精神障害者手帳3級はあまりメリットないな~と感じています。
映画館などでチケット代が安くなるなどのその人の生活によってのメリットはありますが、全体的なメリットはあまり感じられません。
じゃ精神障害者保健福祉手帳3級を取得する必要ないのかというとそうではありません。
精神障害者手帳3級は絶対取得することをおすすめします。
その理由が⑳番にあります。
精神障害者手帳取得の最大のメリットは障害者枠
■⑳障害者枠の求人に応募できる
これが精神障害者手帳3級取得の最大のメリットです。
障害者枠の求人に応募できることは大きなメリットです。
以前の記事にもまとめたのですが、障害者枠の求人は競争倍率が低いです。
つまり入社しやすいということです。
企業にもよりますが、フルタイム求人だと募集1人に対して3人の応募(つまり3倍)の求人など多く見かけます。
アルバイト、パートだと応募と同時に就職できる話も聞きます。
現実問題として、障害者手帳を持っている方は体調が万全とは言えず、フルタイムで働こうという方が少ないとも言えます。
精神障害者手帳があれば大企業で働ける
障害者枠のメリットとして大企業にチャレンジできることがあります。
一般的に大企業に就職できるのは有名大学卒業、資格持ち、コネなどがあります。そうでないと就職することは難しいのですが、障害者枠の求人の応募条件は障害者手帳を持っているかどうかです。
精神障害者手帳持っているだけで大企業に本当に入れるのか疑問を持たれる方もいるかと思いますが、ぶっちゃけると企業が欲しいのはあなたではなく、法定雇用率を守るために障害者手帳を持っている人なのです。
能力なんて気にしていないとまでは言いませんが、法律を守るために罰則を受けないために一定の障害者を雇っていたいわけです。
そんな会社に入りたくない!という気持ちを置いておいて、この法定雇用率を逆手に大企業へ就職してお給料を安定させましょう。人生お金が大切とは思っていません。さんざん苦労した経験があるので。
ですが医療費、体調を整えるための健康食品、運動代金など普通に生きていたら不必要なお金が障害者にはかかります。お金がないと精神的にもきついのは経験済みです。
ですので、もし精神障害者手帳3級の取得を迷っている方はぜひ取得してください。そしてまだ働けるぞという方は大企業に就職して生活の安定を目指してください。
心に余裕ができないと治療にもなりませんしね。
お給料の安定といえば、企業ではないですが障害者枠の公務員という選択肢もあります。
言わずもがなですが、公務員は給料、雇用、休暇、ボーナスが安定して支給されます。
私の経験からお伝えすると年間休日は131日、有給は20日もらえます。そこに合理的配慮として相談していれば傷病休暇が使えます。私も精神障害者なのでわかるのですが、理由もなく体調が悪くなることってありませんか?あれは本当に困りますよね。
休みたいのに休めないというプレッシャーも負担になりますし、本当に厄介です。
しかし公務員なら年間の休日数も多いですし、有給も傷病休暇もあるのである程度休みの都合がつきます。職場に相談しておけばなおさらです。
障害者枠の公務員の給料について詳しくまとめています。
精神障害者保健福祉手帳3級を取得すれば合理的配慮の中で安心して働けますので、精神障害者手帳の取得を迷っているなら取得するべきです。
取得の方法はこちらです。
精神障害者手帳3級のデメリットはありません
精神障害者手帳3級取得するにあたるデメリットはありません。取得したことがばれることもまずありません。
実際私が精神障害者で、精神障害者保健福祉手帳3級を持っていることを知っているのは、持っていることを伝えた友人と職場、発行した役所の方のみです。見せない限りはばれません。
映画館や市営のプールなどで提示がありますが、嫌なら正規料金で入場すれば良いので安心してください。
私も当初は障害者な自分を受け入れられず障害者手帳を提示するのが恥ずかしかったですが、今は普通に見せてます。係りの人たちはさっとみたら終わりにしてくれます。気を使ってくれるので気にするのデメリットではないです。
まとめ
今回の記事をまとめると
・精神障害者手帳は取得するべき
・精神障害者手帳の最大のメリットは障害者枠
・障害者枠には大企業や安定した公務員の採用がある
ということです。
他にメリットがあれば教えてください。
stand.fm (スタンドエフエム) 始めました!
ラジオ放送で私の声が聞けます♪
精神障害者保健福祉手帳3級のメリットを含め、細かい気持ちをお伝えしていくのでよかったらきてください。パソコンでも聞けますよ!
以上です。