明治維新直後に政府が行った政策として正しいものは、次のうちどれか。
1.兵制の統一と近代化を図るため、徴兵令を公布して、全国民から徴兵した兵士で軍隊を組織した。
2.欧米諸国に使節団を派遣し、不平等条約を撤廃させ、新たに相互に対等な条約を結んだ。
3.不在地主の土地を小作人に払い下げ、その土地を耕作する者を納税者とする地租改正を行った。
4.軍備を増強するため、八幡製鉄所などの官営工場を設立し、次いで産業育成のため軽工業分野にも官営の富岡製糸工場などを設立した。
5.四民平等を実現するため、士農工商の身分制を廃止し、すべての人を平民とした。
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正答 1
解説
1. 正しい。徴兵令公布は1873年(明治6年)である。
2. 岩倉造外便節を派遣したのは1871年(明治4年)であるが、対等な条約が結ばれたのは、1911年(明治44年)のときである。
3. 地租改正を行ったのは1873年(明治6年)だが、不在地主の土地を小作人に払い下げたのは、戦後の農地改革である。
4. 富岡製糸工場の設立は1872年(明治5年)。八幡製鉄所が操業を開始したのは、1901年(明治34年)。
5. 維新改革の一環として行われた身分制再編政策が、四民平等である。しかし維新直後に全ての身分を平民にはしていない。
出典 実務教育出版「地方初級教養試験過去問350」より
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