こんにちは。元教員のひかるです
昨日の夜ジブリ映画「火垂るの墓」が放映されていました。
小さい時から何度か観てますが、何度見ても恐怖を感じます。
実際、Twitterで「火垂るの墓」についてつぶやいたのですが、Twitter仲間も
「怖くてみてられない」
「トラウマになりそう」
という意見が多かったです。
戦争の悲惨さ、無念さ、僕の語彙力だけでは言い表せないほど戦争というものは人を化け物のするのだと思います。
戦争を体験された方もどんどん少なくなり、戦争の記録は残りますが、人々の想いはどんどん消えていくのでしょうね。
戦争の恐ろしさが消えぬよう、元教員としてブログ記事にしたいと思いました。
終戦記念日は1945年8月15日です
終戦がいつなのか世界各国では所説あるようですが、
終戦は1945年の8月15日です。
毎年8月15日に「終戦の日(終戦記念日)」として報道もされています。
正式には、「戦没者を追悼し平和を祈願する日」として行事が行われています。
ジブリ映画『火垂るの墓』を中高生はどう観ているのか
バイセクシャルの(両性愛者:男も女も好きになる)の僕は恵まれていて、
僕のコミュニティ(Twitterや周りの友達)は年齢層が幅広いです。
下は中学校1年生(12歳)~50代の方までいます。
おかげさまで色々な年代の方の話や気持ちを知ることができます。
昨日感じたことは、
「戦争と言われても実感がわかない」ということです。
コミュニティ内の中高生に「火垂るの墓は暗いけど良作だと思うよ?」と伝えたところ、
「見ると気分が悪くなる」
「怖い」
と意見が返ってきました。
僕は曲がりなりにも教師だったこともあるので、もう少し踏み込んでみようと思い、
「戦争どうしたらなくなるんだろうね?」
と返してみたところ、
「さぁ?」
「俺らじゃなにもできない」
と言われました。事実なのでしょう。
素直に意見してもらいありがたいです。
この意見を聞いて僕が感じたことは
世の中の子ども、報道されている「世の中の子ども」は
戦争に対して何かしないといけない
と考えているが。
何もできない
と感じているんだと思いました。
若者はバカになっている?
平和ボケして戦争を忘れ、年々バカになっていく若者という意見がたまに見受けられますが、その考え方は短絡的かもしれません。
今を生きる子どもは多くのことを知っています。
インターネットがあり必要な情報を必要なだけ手に入れることができる時代です。
大人が思っているより多くの情報を自分で処理していかなくてはなりません。
その莫大な情報のなかで、戦争について出た気持ちが
「戦争は怖い」
という意見の形になったのだと思います。
私たち大人が判断している自己の知識よりも、もしかしたらもっと知ったうえで意見をだしているのだと思いました。
なかなか明るい話題ではないのでタイミングが難しいですが、
いつかもっと深くコミュニティ内で話し合えたらなと思います。
毎年子供が怖がる『火垂るの墓』を放送する意味はあるのか
戦争に対して何かしないといけない
という思いを感じているなら、
「火垂るの墓」を放映した意味はたしかにあったのだと思いました。
学校では「僕たちが戦争を止めるためには」等授業やっていますが、
本音をクラスの中で言うのは勇気がいります。緊張します。
しかしSNSを通せば子供たちは素直に意見を言ってくれます。
Twitter等SNS(Twitter、LINE、Facebookなど)は本音が言いやすい便利なツールだなと実感します。
戦争を忘れないために大人ができること
私は毎年終戦記念日に戦争について考えるのですが、
皆さんはどうでしょうか?
現在の日本を変えたい!
世界から戦争を根絶したい!
という意思をもたない方にとっては
「そうか、今日は終戦記念日か」
くらいで終わるのではないでしょうか。
戦争の悲しさをいつまでも覚えている必要はないと思います。
しかし、
戦争が起こした悲劇
戦争がなぜ起きたのか
戦争の結果
は大人から子どもへ伝えていくべきと、
一人の大人として感じています。
教科書で学ぶだけでなく、
ジブリ映画「火垂るの墓」
のように目を通して学ぶことは大きいと思います。
私も微力ながらこのサイトを通して意見を述べてみました。