生活保護

社会福祉協議会と生活困窮者自立支援制度の関係性。実際の写真で考えてみる

2017-06-21

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先日、適応障害により会社を休み、給料が出ないので傷病手当金を申請していたのだが、過去の申請と重複するため傷病手当金がもらえないとわかり困っていた。どうしたものかと思ったとき、パソコンを使いいろいろと検索していると「総合支援金」というものを発見した。

詳しく探してみると、それは生活困窮者を助ける制度で「生活福祉資金」「総合支援資金」と呼ばれたりするようだ。

全国社会福祉協議会にはこう書いてある

 

生活福祉資金について

 

「生活福祉資金貸付制度」は、低所得者や高齢者、障害者の生活を経済的に支えるとともに、その在宅福祉及び社会参加の促進を図ることを目的とした貸付制度です。

本貸付制度は、都道府県社会福祉協議会を実施主体として、県内の市区町村社会福祉協議会が窓口となって実施しています。低所得世帯、障害者世帯、高齢者世帯等世帯単位に、それぞれの世帯の状況と必要に合わせた資金、たとえば、就職に必要な知識・技術等の習得や高校、大学等への就学、介護サービスを受けるための費用等の貸付けを行います。

また、本貸付制度では、資金の貸付けによる経済的な援助にあわせて、地域の民生委員が資金を借り受けた世帯の相談支援を行います。

平成27年4月から新たに生活困窮者自立支援法が施行されます。生活困窮者自立支援制度は、生活上のさまざまな課題を抱えた方に、包括的な相談支援を継続的に行うことにより、自立の促進を図ることを目的としています。

この生活困窮者自立支援制度の施行に伴って、本貸付制度においても、より効果的に低所得世帯等の自立支援を図るために、生活困窮者自立支援制度と連携した貸付を行うこととして、その見直しが行われました。総合支援資金と緊急小口資金の貸付にあたっては、就労支援をはじめ包括的な支援が必要であることから、就職が内定している者等を除いて生活困窮者自立支援制度における自立相談支援事業の利用を貸付の要件とすることになりました。

 

全国社会福祉協議会より抜粋

 

僕はもう一度やり直してがんばりたいと思ったので、近くの社会福祉協議会に相談に行くことにした。

 

区の社会福祉協議会に行ってみてわかったこと

 

何をどうすれば「総合支援資金」を借りられるのかもわからないので、直接、区の社会福祉協議会に出向いた。区役所内にあるのかと思ったが、僕が住んでいる区では別の場所にあった。

後でわかったことだが、行政として連携はしてるものの、別事業になるようです。

「すみません、相談がしたいのですが・・・」

と恐る恐る尋ねると、妙な顔をされた。

「予約ありますか?」

と。あー予約必要なんだと思いましたw

予約がないことを詫び、それでも良いかと尋ねると、大丈夫だった。最初の対応をしてくれた優しいお姉さんから交代し、少し強面のおっちゃんが来た。

初めて生活保護の相談した時もそうだったけど、初対面は強面の人が担当なのかな?笑

 

ひとまず、現在お金がなくて困っていること。仕事をしていないことを伝え、借りられるお金ないか尋ねたら

「お金が返せる見込みがない方には貸せません。」

とばっさり…。

結構傷つきながらも、これまでの経歴、過去に生活保護、自己破産をして生活してきたことを話していったら、徐々に優しく対応してくれるようになった。

まぁ30歳が「金貸してくれ」って言ったら普通おかしなやつっておもうよねw

事情を全部伝えると、

「支援はしたいけど、やはり働けないと貸せない。そして返さなくてはいけないことがまた負担になるあずだから、返さなくていい生活保護を検討しては?」

生活保護だけでなくても、色々な方法を探せるから

区役所の「生活支援課」を訪ねてみて。

と言われた。

「ちなみに、お金がなくて食料に困っているならフードバンクの支援ができるよ!」

とも言われた。

日持ちがする食品加工品を無料でもらえるらしい。これは誰でも相談すればもらえるんだって。ありがたい話だけど、今回は別の相談だったので、話を終え、その足で今度は区役所の「生活支援課」に出向いた。

 

その足は結構重くて

「また生活保護の生活に逆戻りかよ…。」

って思いながら歩いてました。

余談ですが、生活保護の不正受給が話題になってて、たしかにそういう人も多いし、だから世間からの目も冷たいけど、お金困って死ぬ前に必ず相談しに行ってね。

足取りは重いし、やるせないし、なんでここまでして生きてるんだろうとも思うし、泣けてくるし…でも、生きてください。状況は変わります。生まれたからには幸せになるまで、

死にたくないって思うまで生きてみましょう。

 

区役所の生活支援課を訪ねて

 

さて、区役所につくと生活支援課に向かい、相談したいむねを伝えると

「社会福祉協議会から連絡がありました。ひかるさんですね!」

って。

なぜ俺の名前を知ってるんだ?と思ったけど、行政が連携してるんだってここで知りました。

個室に通され、30代後半のソーシャルワーカー?のお姉さんと話しました。

社会福祉協議会から、話しが通っていたので進みが早くて

 

「状況から考えると生活保護しかないですね。

働けるなら別の支援がありますが、現時点で就業は難しい。貯蓄はなく、このままでは生活ができなくなってしまう。そうなると生活保護で体調をみながら生活をしていき、また働けるようになったら別の支援に切り替えていく。」

と言われました。

 

まぁそうなるよね…。

 

このお姉さんすごい優しくて

「ひかるさんの人生はまだ長くて、働くとしてもまだ30年あるので、無理しないで30年働けるまで体調整えてからでも遅くないと思いますよ。」

って言ってくれました。

 

たしかにお姉さんの言う通りだし、現時点でできることはないわけだから仕方ないと思うけど

俺はどうしても生活保護に戻りたくなかった。

惨めだなって気持ちが大きくて…皆さんにはそれでも生活保護受けなさいって言うんだけど、

まだ俺割り切れてないこともあってさ、矛盾してるんだけどねw

 

生活支援課でもらった資料

 

まずはこの資料から

 

 

中身

左ページ

 

右ページ

 

裏表紙

 

ここにも書いてあるけど、秘密厳守ってかいてあるから大丈夫!

偶然相談日に知り合いに居合わせない限り大丈夫!

 

他にもこんな資料いただきました。

僕は横浜市住に変わったので、この資料です。

 

 

 

 

 

 

写真みてもらえればわかると思うけど、俺が生活保護受けてた時から法律が少し変わったみたいで、

 

平成27年4月から生活困窮者自立支援法が施行されました

 

それもあって、生活保護から抜け出したいと思えばいろいろ助けてくれる人や制度が増えていくはずだから、もし困っている人がいるなら区役所、市役所、村役場に相談しに行ってください。

また、俺が相談した結果とかも記事にしていきますので。

 

生きるだけでも大変だけど、まぁがんばってみるか!

じゃ、応援よろしく!

 

 

  • この記事を書いた人

ヒカル

37歳バイLGBT/元気そうな精神障害者3級/元障害者枠正規公務員。公務員採用試験は二つの自治体を一発合格しました、民間企業の障害者雇用、障害グレーゾーンを積極的に支援。障害者のため会社3年後に起業決まりました!! 相談、お仕事依頼は問い合わせもしくはTwitterDMにて。 YouTubeでも発信しています。 詳しいプロフィールはこちら

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