LGBTとして自覚したとき
LGBTは両性愛(バイセクシュアル)など同性を好きになる人と両性を好きになる人の両方を示しますが、自分の場合はバイですので同性愛主義者の方に分類される事になりますね。
現在30歳ですが、自分がLGBTになったのは20歳くらいからだと思います。
成人になるまでは、自分がはっきりとしたLGBTとは気づきませんでしたが、自分の初恋の相手は間違いなく男性でした。
大学時代のサークルの男の先輩の人でしたが、その人はとてもカッコよく、女性にも人気がある人でした。顔も中性的な顔立ちで、見るからに美青年というタイプでした。もちろん、その人にはしっかりと彼女もいて、中世的な顔立ちですがバイでは全くありません。
少し恥ずかしい話ですが、自分はその人とサークルの打ち合わせで一緒にいる時などに心臓が高まり、頭の中でその人と淫らな行為をしたくてどうしようもなくなったほどです。寝る前には、その人の事を思い浮かべて自慰行為までするようになり、酷い時は夜もねむらなくなるほど、その人を恋してしまったのです。
ただ、その人にはバイの毛は全くないのは知っていましたし、自分が告白をしたら間違いなく世間的には変態だと思われるので、とても告白をしたり肉体関係を迫るような事はできませんでした。
しかし、自分は初めて本気で恋をする人が男になるとは思っていませんでしたね。恋愛には嫉妬は付きものですが、大学でその人が彼女と一緒にいる時などは、彼女の方に嫉妬してしまうくらいでした。自分も女だったら自然に付き合うこともできたかもしれないと思ったくらいです。
バイの方は、自分と同じ男性に性的興奮を覚えてしまうのは知っていましたが、まさか自分がこうなるとは思いませんでしたね。その後に、その人とは何もなく大学を卒業しましたが、自分がバイになる過程を自分なりに考えてみました。
LGBTになった理由を考えてみた
LGBTになってしまった自分の家庭は特に世間的にはそこまで変な部分はなかったと思います。
ただ、自分は昔から女性への恋愛に感しては、とても消極的でした。
自分の家の家族構成は、父と母と自分と姉の4人家族です。父と母はどこにでもいる普通の人で一般的な普通の家庭だと思います。2つ年上の姉とも子供の頃から仲がよく、自宅で一緒に遊ぶ事も多かったですが姉は機嫌が悪いときに弟の自分に八つ当たりをしたり、馬鹿にする事も多かったです。
その時に自分と同じ年代の女性の嫌な部分を結構見てきましたね。
姉は結構気が強いタイプで言いたい事は何でも言うタイプですので、自分の気にしてる背が低い事や運動神経が悪い事も平気で言ってきました。
こういう経験があるので、どうしても若い内から女の怖さや嫌な部分を早めに知ってしまったような気がします。
それでも、成人する前は自分がバイだとは気づかずに、こんな自分でもいつかはしっかりとした彼女ができると思っていました。
30歳を過ぎた現在では、ほぼ完璧なLGBTになってしまい、女性に性的興奮をする事はなくなりましたね。昔はバイの人が自分と同じバイを探して恋人になるのは難しかったですが、現在はネットで同性愛同士の交流を深めるサイトもあるので、そちらを使い男性の恋人もできました。
ただ、親や姉や友人や会社の人には自分がバイである事は当然隠しています。そろそろ結婚しなくてはいけない年ですが、まさか現在の男性の恋人と結婚する訳にもいかずに困っている部分もあります。
日本の場合はオランダのようにLGBTが世間的にはまだまだ認められていないので、自分がバイだと周りにバレた瞬間に地位も何もかも失うような気がして恐怖しかないですね。
ひかるより
この方の反応はある意味健全かもしれませんね。日本ではまだまだLGBTは受け入れがたい障害のように思われていますからね・・・。