傷病手当金とは
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
全国健康保険協会(けんぽ)でも関東百貨店健康保険組合などでも適応され、病気のために働けない場合の生活費がもらえる大変助かる制度です。数日の休みなら有給休暇で対応できることが多いと思いますが、何ヶ月、1年ともなると毎月の生活費だけでも困窮していきます。
生活費の心配をしていては十分に休まることはなく、療養が長引いてしまう可能性があります。
近年、うつ病や適応障害として長期の療養が必要な方が増えています。うつ病や適応障害など精神が関係している場合は早期に治ることはなく、長期に渡って治療をしていきます。
僕も適応障害と判断され、傷病手当金を申請しました。
今回は傷病手当金が出ないとわかり、驚きを隠せないので記事にしようと思いました。
傷病手当金申請にあたって
僕は2017年3月末から適応障害のため出勤することができなくなってしまいました。
何日か休めば出勤できると思ったのですが、何日経っても身体がいうことをきかないくらい重く、上司に連絡することですら辛いほど寝込んでいました。
欠勤として出勤するか、休職する方向で話し合っていましたが、まだ会社が安定しておらず休職制度がなく(まぁブラック企業だったからなんですけど)、5月末で退職することにしました。
僕の会社の給料は「末締め15日払」だったので、4月15日の給料は満額もらえました。
問題は5月からの給料です。
まだ有給が11日ほど残っていたので、社会保険料分を有給で充ててもらい、入金は約5000円でした。もちろん5000円では家賃も払えませんし、病院にもいけません。
そこで、4月1から4月末までの一か月分の傷病手当金を関東百貨店健康保険組合に申請したのです。(※僕の会社の保険です)
何日待たせるんだろう、金欠で死にそうなのに…
問い合わせると、まず、申請に当たっては会社を休んでいる期間が必要。もちろん申請期間分、僕の場合4月1から4月末までの一か月分をいただくには、その期間休んでいたという事実を会社に照明してもらう必要がある。
実際には3月末から会社に行っていなかったのだが、申請書を病院で書いてもらったのは5月8日だった。
申請書は関東百貨店健康保険組合のHPからダウンロードして、セブンイレブンにUSBを持っていきプリントアウトした。
プリンターがない人は今はコンビニでプリントアウトできるからご安心を!
ただ形式はPDFファイルにしないといけないから注意ね!
本当にお金ない人はまんが喫茶30分だけ利用して、パソコン使ってプリントアウトすれば大丈夫。会社に連絡できるなら事務の人に申請書くださいというのが早いけど、連絡難しい人もおおいからね、メモとして書いておくね。
僕の場合傷病手当金申請までの道のり
4月中は近くのメンタルクリニック、その後大学病院に移ったので、これが申請の遅れを生じさせた。
傷病手当金の申請には必ず医者の診断が必要だ。その診断だが、最終的に大学病院に行ったから大学病院の先生に頼んだのだが、断られた。
初診日からの分しか書けません!
と言われた。
大学病院の初診日は5月8日だったため、4月中のことは近くのメンタルクリニックに書いてもらってくださいとのこと。
大学病院って紹介状が必要だから引き継ぎじゃないの???
と思った。思ったけど、戦っていてはお金がどんどんなくなるので、
仕方なくまた近くのメンタルクリニックに行き、申請書書いてもらった。
そうして申請書を会社に送り、事務の人に記入してもらい、返送してもらい、改めて関東百貨店健康保険組合へ送った。すでに5月後半。5月の給料は5000円。このままではまずいと思いながらも待つしかできず、ひとまずは自分の体調を整えることに時間を費やしていた。
あまりにも遅いので(実際焦っていたので)直接関東百貨店健康保険組合に連絡すると手紙を送ったから確認してくれとのこと。
二日後、手紙が届いた。
それがこちら
それにこちら
もうすでに6月12日。二か月分の給料なく、働けていない俺は困窮していた。
これが最後かな?と届いたその日に書いて返送した。
もうお金がなくて福祉支援金をもらうか、また生活保護かと悩むくらいになっていたので、
直接関東百貨店健康保険組合の人に
「いつ判断がでるのでしょうか?かなり困窮していますので、傷病手当金がおりないと生きていけないのですが?」
と聞いた。これまでのことも口頭で伝えると
「過去に傷病手当金を受け取っていたのですね…」
とトーンが下がった。
僕は5年ほど前に自律神経失調症で5ヶ月だけ傷病手当金をもらっていたことがあり、このことが引っかかったようだ。
どういうわけか聞くと
「自律神経失調症も適応障害も精神関連ということで、以前の傷病手当金の期間が満了しておりますし、同じ病気で傷病手当金は申請できないんですよ。」
・・・・え?
「自律神経失調症と適応障害は同じ病気なのでしょうか?
過去の申請時も5ヶ月分しか申請してませんよ?」
と聞きました。(クレームっぽく聞いてないからね!いつでも丁寧に聞いてるからね!笑)
関東百貨店健康保険組合の方
「決定ではありませんが、自律神経失調症と適応障害は精神関連ということで、傷病手当金の場合は同じ病気として扱うんですよ。また、過去に自律神経失調症で申請されていますが、その後精神科にかかられていた場合、完治していないということで、実際申請が5ヶ月で終わっていたとしても、症状は傷病手当金申請期間最大の1年6か月を経過したという扱いになり、申請ができないんです。
なので、同じ病気でもあり、申請期間も満了していますのでかなり難しい状況ですね。確認はしてみますが…。」
傷病手当金を頼りに、しばらく休んでまた社会へ復帰しようと考えていた俺は
地獄へ落された気分だった。
お金がないので対策として
・消費者金融などでお金を借りる。
…僕の場合は自己破産をしているので借りられません。
自己破産の記事↓
[https://ikiruzo.net/bankruptcy/bankruptcy]
・生活福祉資金貸付制度を利用する
…国から低所得の人などが低金利(保証人ありなら無利子)で借りられる制度
・生活保護の申請
…返さなくても良い。でも、もうあんな惨めな暮らしには戻りたくない。
でも、最後の手段として。過去の記事を参照↓
[https://ikiruzo.net/public-assistance/public-assistance]
・友達、両親にお金を借りる
…31歳になってなにやってんだか…。借りられる人は借りてください。
生活保護申請するとしてもあらゆる手段使ってもお金ない人対象だから。
・病気のまま働く
…かなりリスクある。2,3日なら働けるかもしれない。でも、また起き上がれないかもしれない。また行けなくなったら?治療途中なのに嘘ついて働くことも詐欺かもしれないし、老後まで続くの?
お金がないだけで、どんどん手段を制限されてしまう。実家に帰れる人たちはうらやましいです。
それでも生きていかなければいけない。
実際、いま、自殺願望がまた復活しつつありました。でも、自分作ったこのサイト。
一生懸命生きてきたけど、最後は自殺しましたなんて結末じゃ最悪だよね(笑
だからもう少しもがいてみます!応援よろしく!!