「働かないといけないけど、一般求人では働けない。」
「少しの配慮があれば自分の力が発揮できるのに。」
苦労して困っている方が少しでも働きやすい求人を見つけられるようにまとめました。
・身体障害者で「身体障害者手帳」を持っている
・知的障害者で「療育手帳」を持っている
・精神障害者で「精神障害者保健福祉手帳」を持っている
という方は参考にしてみてください。
就職の手順:障害者枠で働くのに大切な2つの手順
手順①:まずは自分にあったサービスを選ぶ
手順②:障害者のための求人サービス、転職サイトに応募する
手順①:まずは自分にあったサービスを選ぶ
まずどのサービスなら最大限自分の能力を発揮できるかを考えます。
時間があり、体調をみながら就職活動をしたいなら就労移行支援。
配慮がある中でなら働ける、もう準備ができているという人ならオープンポジションで就職。
早い人なら翌月にはフルタイムで働けますよ。
✅障害者枠の公務員はどうなの?
給料面で考えるとおススメですが、採用試験が一年に1~2回しかないので時間がかかります。
勉強する体力も気力もあるなら採用試験も並行して検討すべしです!
受験は無料なのでとりあえず受けてみることでチャンスが生まれます。
手順②:障害者のための求人サービス、転職サイトに応募する
働こうと決めたなら就労移行支援サービスやオープンポジションの障害者向け求人サイトに登録するだけです。
障害者枠は一般の求人に比べて圧倒的に求人数が少ないです。
ハローワークで探すこともできますが、給料は低いものが多いのが現状です。
オープンポジションは隠れた求人もあるので無料で利用できるなら全部使ったほうが採用の確立はあがります。
転職サイト側は障害者枠の求人に応募してもらって会社に勤めてもらいたい紹介料が欲しいのです。
紹介料の相場は、雇われた障害者の年収の20%とのこと。
利益率が高いフルタイム求人で障害者の方に受かってもらいたいわけです。
ちなみにハローワークは利用する側も求人側の雇用主も無料です。
求人サイト運営側の意図を逆手に良い求人をもらいましょう!
サイト紹介:登録しておくべき障害者向け求人サイト
まずは正社員としてのチャンスがある無料サービス
1位 dodaチャレンジ
大手・優良、外資系、ニッチトップ企業まで幅広い求人がラインナップされています。
電話によるカウンセリングを行い転職サポートもあるので安心。
オープンポジション求人による転職成功の秘訣は、専任のキャリアアドバイザーによるカウンセリングにあります。
サイトには公開されていない「非公開求人」が80%~90%なので登録してまずは無料のキャリアカウンセリングを受けてみましょう。
しかし身体障害者メインとの情報を聞きましたので色々なサイトに登録してみて判断するほうがいいかもしれません。
2位 アットジーピー【atGP】
障害者雇用のパイオニアとして、15年以上に渡り障害者の就職・転職をサポートしている会社です。
一般には公開されていない、優良企業の求人多数あり。障害者向け求人サイトが専業だから分かる、配慮や勤務時間・職務の調整等の独自のノウハウに自身がある会社です。
登録は無料なのでまずは登録して求人を確認してみましょう。
全国的に求人を扱っているのでどんな求人があるかを見るには便利です。
dodaチャレンジは一人ひとりには丁寧に対応してくれますが、マッチしていないと断られることも多いので、アットジーピー【atGP】も登録して障害者雇用の求人情報を集めましょう。
3位 株式会社トゥモローブライト
自分らしく働ける仕事を紹介する丁寧な会社です。
現職よりも年収UPを狙いたい方におすすめです。
あなたが本当にやりたいお仕事、長所を活かして働くことができる求人を
妥協なく探したい人はこちらの会社に登録してみましょう。
無料なので1位、2位の求人サイトで仕事が見つからない時はこちらも登録してみましょう。
⇒公式サイトはこちら安全な就労移行支援サービス
1位 LITALICOワークス
昔から障害者を応援している企業です。
このような方にオススメです。
「仕事が長く続かない」
「人間関係が苦手」
「働いたことがない」
「働く自信がない、怖い」
「働きたいけど何からはじめればいいのわからない」
「企業に就職するスキルを身につけたい」
「自分にあう仕事や職場をみつけたい」
「面接が不安、応募書類の書き方で困ってる」
「ストレスの対処方法がわからない」
就労支援のプロに悩みや不安を相談してみましょう。
2位 パーソルチャレンジ・ミラトレ
ミラトレはdodaチャレンジのノウハウがあり安定しています。
一人ひとりに最適な支援計画 があり、高い実績 「就職率98%」「職場定着率80% ※就職後半年後の定着率」という確かな数字があることで信頼があります。
敷居が高いイメージはありますが、まずは連絡して話を聞いてみるだけでもよさそうです。
難しければ他を探せば良いだけなので。
3位 Cocorport(旧社名:Melk)
首都圏・大阪・福岡に51箇所の事業所を展開している就労支援移行の会社です。
地域に密着した温かいイメージの会社になります。
通所交通費・ランチを助成をしているのは特徴的です。
ココルポートは定着率80%以上と高いので信頼が厚いですね。
全都道府県にないのが残念なところですが、首都圏・大阪・福岡に近い方は無料で登録してみましょう。
⇒公式サイトはこちら仕組み解説:障害者枠で働く3つの方法
障害者総合支援法に定められている障害者が利用できる福祉サービスには3パターンあります。
・就労移行支援
・就労継続支援
・オープンポジションで仕事を探す
就労移行支援とは、学校のように通いながら就活のためのスキルアップトレーニングをする場所で
訓練後に一般企業に勤めるために利用できます。障害者枠の採用とは限りませんが配慮がある職場へ配属されることがほとんどなようです。
就労継続支援はA型は雇用契約を結び最低賃金以上もらいながら働きます。就労継続支援はA型は月に約6万円ほど。
就労継続支援はB型は工賃なので法律で定められている最低賃金にはあたりません。就労継続支援はB型は月に約1~2万円ほど。
オープンポジションで仕事を探す場合は障害者枠でありながら一般企業に努めますので正規雇用されれば正社員に準じた給料が支給されます。
就労移行支援、就労継続支援、オープンポジションどれがオススメ?
結論から言うと、使えるサービスは全部使いましょう。障害者のためのサービスなので!
フルタイムで働けるのなら断然オープンポジションがおすすめです。
非正規雇用とはお給料が違うので年収が変わってきます。
障害者枠だから給料は低くてもしょうがないという考えは捨てましょう。
経験則にはなりますが、障害があるだけでただでさえお金に苦労しているのに遠慮はいりません。
裏ワザ:採用率がUPする小ワザ
結論としては、採用側の意図を考えること
僕は障害を持ちながら公務員になりましたし、民間企業の時は採用する側も経験しました。
採用する側は「会社の利益になる人材が欲しい」と言いながらも法定雇用率を守りつつ、無難な人が欲しいです。
能力が高くなくていいからフルタイムで出勤できて、黙って働く人がほしいのが本音です。
採用担当者は採用のノルマがあります。
障害者枠で面接に来る人は一般求人にくらべれば多くはありません。出会いがなければ雇用することもできませんので。出会えた時に自分の能力を大きくみせるより、迷惑かけないしフルタイムで働けると伝えると採用側は採用しやすいです。
本当は障害なんて気にしないで楽しく働きたいところですが、残念ながら日本はまだ障害者には厳しい国です。しかし採用側の意図を逆手にとって就職活動していきしましょう。
皆様が生きやすい世の中になりますように。